整理・収納   〜 初めの一歩 〜

自分がとても気に入った物や必要な物だけに囲まれた生活を想像してみてください。
どんなにすっきりとして心地よいことでしょう。
 整理収納は、まず物を減らすことから始まります。物があふれ返っている状態では、いくらしまい込んでみても、取り出すのも一苦労です。どこに何が入ってるのかもわからなくなってしまいます。収納とは、使わない物をしまい込むのではなく、使う物を取り出しやすく保管することだと、認識を変えましょう。

物を減らす時は「必要か、必要でないか」では判断しにくいこともありますので、「使うか、使わないか」という基準で考えていきます。いつか着るかもしれない服や、まだ読み終わっていない古雑誌は、必要だと思うかもしれませんが、使わない物です。
 とりあえず引き出しのひとつを全部空けて、使う物と、そうでない物に分けて使いましょう。使わない物の中には、すぐに捨てられる物もあるでしょう。あきらかに必要な物は、引き出しに戻します。引き出しひとつなら、5〜10分で完了です。お気に入りの音楽をBGMにするのもいいと思いますよ。(テレビをつけるとそちらに目がいって手が止まってしまう可能性が・・・^−^)
 一度に全部整理しようとすると、途中で嫌になってしまうものです。机・本棚・押入れ・食器棚・下駄箱・たんすと、場所を限定して、少しずつ取り組んでいきましょう。家全体を気長に整理するつもりで始めるといいですね。

 使う物の中でも、よく使う物と、たまに使う物を分けることも大切です。例えば、下駄箱。毎日履く靴と、特別な時に履くがごちゃごちゃに入ってませんか?食器棚も、毎日使う器と、来客時に使う器が同じ棚にしまってあると、取り出しにくく、乱雑になる原因にもなります。
 よく使う物は、取り出しやすい高さの位置に収納します。腰から上あたりや、収納庫の真ん中あたりの高さが、さっと手が伸びやすい位置です。たまにしか使わない物はそれより上か下に。また、押入れなど奥行きのある場所では、手前に良く使う物を、たまにしか使わない物を置くにおきましょう。

 日ごろから物の整理を心掛けていると、今持っている物を大事に、工夫して使いようになります。どこに何があるか、ちゃんと把握しているので、同じような物を重複して買うこともなくなり、物が増えません。いいこと尽くしですね。

整理の考え方は、時間やお金の使い方、仕事の仕方、人との付き合い方にも、いい影響を及ぼします。自分にとって何が必要かを見極める習慣がつき、漫然と生活するのではなく、限られた時間やお金の中で、本当に大事なことを優先してできるようになります。

 ( 整理・収納アドバイザー 仲井圭二さん )

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